令和元年記念、ロードバイク2台のコンポ換装 2019.5

2018年11月腰痛悪化、しばらく全てのスポーツ活動を休止、2019年となって第一の趣味スキーはやわやわ再開、第二(第三かも?)の趣味ランニングもゆっくりの速度で再開、第三の趣味(第二かな?)ロードバイクは控えていたが、自転車もランニング同様ゆっくり短距離低負荷なら大丈夫かもと思うも、身体がバイクを出そうとしない。ならばモチベーションは道具で起こせである。昨夏衝動輸入したSRAM RED eTap(電動コンポ)を仕舞ったまま塩漬け状態(腰痛が酷い時には売ろうとも思ってた)、これを弐号機キャニオンAeroadCF2013に載せることによって、まずはライド意欲を湧き立てることにした。そしてAeroadから外すアルテグラ6800コンポを初号機リドレーORION2011(コンポは10速の105系5700)に換装である。10連休後半、令和となってからチマチマと作業開始、5月11日に2台の換装完了、機材変われば乗りたくなるは必定、翌日早速etap aeroadに乗りました〜。


■2台の換装前後の状態

・弐号機 canyon aeroad cf 2013モデル(写真左)
  ST-6800 ⇒ SRAM RED eTap
  FD-6800 ⇒ SRAM RED eTap
  RD-6800 ⇒ SRAM RED eTap
  SM-BB72 ⇒ WISHBONE BB
  BR-6800 変更なし
  FC-6800 50-34 ⇒ FC-6800 52-36
  PD-5700-C ⇒ PD-R8000
  CN-6800 ⇒ CN-HG901-11

・初号機 ridley orion 2011モデル(写真右)
  ST-5700 ⇒ ST-6800
  FD-5700 ⇒ FD-6800
  RD-5700 ⇒ RD-6800
  BB-7900 ⇒ BB-R9100
  BR-5700 ⇒ BR-6800
  FC-5700 50-34 ⇒ FC-6800 50-34
  PD-5700 ⇒ PD-5700-C
  CN-5701 ⇒ CN-HG901-11


■弐号機 アルテグラ6800→SRAM RED eTapへの換装のポイント

・SRAM RED eTap装着
ディレーラーの固定と調整は前後とも超簡単。こんなコンポが当たり前になったら自転車店激減するかも。今回フロントギアを1回り大きくするためにクランク交換の作業が入ったが(だからBBも交換する気になった)、シマノコンポなら簡単にポン付けできるはず。ブレーキもBR-6800のままでOK、SRAMのレバーもなかなか好感触。ブレーキケーブルはインナーアウターともSRAM付属の物に変更。

・プレスフィットBBからWISHBONE BBへの変更
プレスフィットBBは簡単に叩き出せたが、てっきり捻じ込むだけと思ってた高級品WISHBONE BB86-SHの装着が意外と大変、入らないぞ〜と調べなおしたら最初の数ミリはプレスフィットBB同様に圧入工具が必要とのこと…ホームセンターに行く気がせず、プラハンマーで軽く優しく少〜しずつ叩き込んで、ホローテック用レンチで締めあげた。高級フレームを逝かせてしまったら…と、今回の換装で最も恐々とした作業であった。WISHBONEであっても圧入器具は用意しておくべきだった。

・チェーンのミッシングリンクはKMCリユースタイプを
これまで11速チェーンはアンプルピンで留めていたが、今回CN-HG901に付属していたミッシングリンク(1回のみ使用可)を使いこれが失敗、後でチェーンを2コマ短くしたくなり、結局KMCのリユース可能タイプCL555Cを買い直した。チェーンを更新する際は従来通りアンプルピンにするかKMCのミッシングリンクを使うべき、シマノ付属の物はもしもの際の携帯用に。


■初号機 105系5700→アルテグラ6800への換装のポイント

・FD-6800装着のポイント
弐号機購入時の初期セッティングで悩みまくって時間をかなり浪費したFD-6800、この経験を今回は十分に活かせた。シマノの紐式11速FD装着のポイントはズバリ1点、取説のインナーローでFDプレートとギヤの隙間「0〜0.5o」を「0mmでよし、多少擦れてよい」と解釈することである。こう割り切ることで以降の調整が劇的に楽になる。チェーン擦れるのはイヤだ〜と変にこだわると大変な時間のロスとなる。インナーローなんてかなりの激坂でしか使わないし、擦れる音が出たら「ここまでだワ」と思えば良いのである。

・BB-R9100の外ネジは小さい
本来すべてのBBはこの初号機の様にBSA規格のネジ式であるべき、プレスフィットに比べてとても安心感がある。dura-aceのBB-7900からdura-aceのBB-R9100へ更新すると外側のネジの外径が小さくなっており、旧型BB装着時の面取り部分の金属の地がかなり見えてしまった。そのまま気にせず使うことにするが、気になる人はフレームと同色の塗料を用意したほうが良さそう。

■少しだけこだわったこと、気付いたこと

・ブレーキ、現アルテグラBR-R8000より旧アルテグラBR-6800が便利だな
ホイール脱着時に使用するブレーキ開放レバーが、新型は固定開放の2段階のみ、旧型はラチェット式でこれを使ってブレーキシューの幅をコントロールできた。リム幅の違うホイール3式を使い回していると旧型のこれがとても便利と言いますか楽珍、であれば旧型のほうが良いと6800を選択した。新型より軽いメリットもある。しかし、この文章を書いている現在、在庫流通だけになった6800のほうがR8000より高価になっており、前もって買っておいて正解だった。

・弐号機のクランク、現FC-R8000でなく旧FC-6800を購入
新しいFC-R8000を選びたかったが、新型はクランクが極太になり、eTapのFDとのクリアランスが極狭で下手すると干渉する恐れもありそうで、であれば実績ある旧型との組み合わせが無難と判断した。ブレーキ同様、新しければ良いと言うものではない。ブレーキ同様クランクも6800のほうがR8000より高価になっており、安いうちに買っておいて助かった。シマノのコンポはモデルチェンジして暫くは旧型が安くなり、時間が経過すると逆になる不思議。

・弐号機のペダルは新型のPD-R8000
ペダルはPD-R8000を買い増した。弐号機に装着してたPD-R5700-C(カーボン)を初号機に移植。クリート脱着の強度はともに最弱にしていてもPD-R8000のほうが硬くて外しにくい。もしかしたらアルテグラグレードなので105より上級者向け?で硬いのかも。

■今後…考えたいこと

弐号機に着けたeTapの情報を表示できるサイクルコンピュータが欲しい。第一候補はレザインSUPER GPS、第二候補はレザインMEGA XL、ガーミンは高過ぎるし現行のBluetoothセンサーも使えんのでパス。シフトの情報は便利だけど何よりバッテリー残量が表示できるのは精神的に嬉しい。あと、初号機で愛用していたホイールRS80(10速フリー)を手放すのは惜しく、11速スプロケ改造を送料別3000円で受けてくれる業者があるらしく試そうかな、新ホイール買うよりウンと安い。

eTap化した弐号機キャニオンaeroad cf

ワイヤーがブレーキだけになってスッキリした。この初代エアロードは、2代目aeroadが出る前の2014年夏のセールで購入27万円、canyonのロゴが一切無いスイス仕様。キャニオンジャパン設立前で怪しい英語でメールを交わしオーダーした。

お高いWISHBONEのBB


ねじ込み式同様に装着できると勘違いしてたが、
本当は圧入してからネジ込むのが正しい装着の方法

6800化した初号機リドレーORION

2012年、アキレス腱壊してランニングできなくなった50歳の自分への誕生日プレゼントとして購入。東京のショップが1年落ちの新品をヤフオクに半額で出品してた。あれからもう7年近いのかと思うと正に光陰如矢。ホイールは前輪RS80、後輪aeroad購入時に付いていたmavicキシエリ、前輪もキシエリにしよかな?

BB-R9100は外径が小さい

BB-7900では隠れていた面取り部分の地が見えてしまう。

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