白馬八方尾根を効率良く滑る 〜八方を初めて滑るskierに贈る〜

スキーヤーなら一度は滑りたいスキーの聖地「白馬八方尾根スキー場」。しかし日帰りできる範囲に住んでいないとそうそう行けるものではありません。筆者は長野県民でもなく通と呼ばれるほど滑っても居ませんが、最も好きなスキー場として、それなりに「歩いたり登ったりは最小限、なるべく効率良く沢山滑走できるコツ」をまとめてみました。初めて八方尾根を滑る方に多少のノウハウとなれば幸いです。
(2008年1月現在の情報です)


■楽しむために抑えたい三大ポイント(初滑り・春スキーシーズンは除きます)
1.パノラマ・国際から白樺ゲレンデへの移動路をフル活用すべし…下図を参照
 八方のゲレンデは扇状に拡がっているが、名木山と北尾根咲花の下部を除いて、全て白樺ゲレンデに滑り込める。
 ※国際→白樺への移動路が八方のキモ!! この小道へは勢い(危険ではない程度に)をつけて滑り込むべし!!!

2.混雑時はゴンドラよりも名木山第3トリプル+リーゼンクワッド(以降クワッド→Q)を利用すべし
 絶対に速い上に、アルペンQへ登り無しで滑り込める。板を外す必要も無い。ゴーグルも曇らない。
 (平日等ゴンドラの待ちゼロならば、どんどんゴンドラに乗るべき。しかし週末はやはり長蛇の列。)
 国際第1ペア(以降ペア→P)で上がる手もあるが、チャンスカPが無くなって遅くかつ少し混む様になった。

3.早目に到着して、咲花もしくは国際の無料駐車場に車を停めるべし
 リフト乗り場に隣接している。板を複数持っていっても車中保管し途中交換も楽。
 気象変化がダイナミックなので、一枚着たい脱ぎたい場合も車が近いと便利!
 次いで近いのが名木山の無料駐車場、歩いて行ける範囲は八方第3駐車場くらいまで。

※初滑り・春スキーシーズンは下部がゴンドラのみの営業となる場合があります。その場合は上記は使えません。


■楽しむための予備知識
・無料の駐車場は? 咲花、国際、名木山、八方市街にあり。ゴンドラ乗場近くは有料(2000円ってのもあり!)。
・無料駐車場は夜間駐車可? 降雪無く除雪車が動かないと言う保証無しなのでNG
・最も急な斜面は? 名木山の大壁上部(名木山第1P降りてすぐ右手)
・最もテクニカルな斜面は? 国際第1Pリフト上側から見て右手の不整地かも?
・コブ斜面は? 黒菱、兎平、北尾根急斜面、国際、リーゼンうすばから名木山
・初級者向けの斜面は? 咲花、白樺、名木山、黒菱第2Q沿い、パノラマ
・初級者厳禁の斜面は? 北尾根急斜面、国際、セントラルかな?
・混雑する斜面は? リーゼンスラローム、兎平、パノラマくらい。あとは検定(バッジテスト)時の白樺。
・空いている斜面は? 恐らくセントラル、次いで国際、北尾根、咲花、たてっこ、白樺
・待ち時間の長いリフトは? ゴンドラとリーゼンQくらい? あとは待っても気にならないかな?
・待ち時間の少ないリフトは? 兎平展望P、咲花と白樺全般、セントラルP、八方第3Pは多分いつもゼロ。
・たてっこってどこ? パノラマゲレンデ、サンテラスパノラマ下部の1枚ものの急斜面
・裏兎って? 別名兎平新コース。兎平アルペンQ下から見て右手の不整地、長野五輪のDHコースとして造成
・チャンピオンスカイ高速Pリフト(以降チャンスカ)は2006/2007シーズンから動いていません!
 このリフトは国際のバキュームチューブ(急斜面上の狭い部分)の上から、ゴンドラ兎平駅舎下を結んでいました。
・チャンピオンゲレンデって? 案内から消えましたが、パノラマ下のチャンスカリフト沿いをかつてそう呼びました。
・長野五輪で使われたコースは?
 男子DHがグラート〜兎平〜パノラマ〜国際。女子DHが黒菱〜裏兎〜パノラマ〜たてっこ〜咲花。


■ゲレンデトップへのリフト乗継ぎ(それぞれお奨め順、ゴンドラは優先度低く設定)
1.名木山から
名木山第3トリプル→リーゼンQ→アルペンクQ→グラートQ(推奨基本パターン…高速リフト活用)
・名木山第3トリプルもしくは第1P→白樺へ移動→以降、2のゴンドラ利用パターン

2.白樺から
・白樺第1か第3Pから名木山、以降は1の基本パターン
(名木山下部のリフト乗り場あたりが混雑している場合は名木山ジャンプ台の上から南に回ると楽)
・ゴンドラ→少々登って、アルペンQ→グラートQ
(僅かな登りであるが、自分はこれがイヤでリーゼン一本滑って、リーゼンQ→アルペンQ→グラートQです)

3.国際ゲレンデに滑り込んだなら!
・急斜面が終わる直後に白樺への小道に滑り込み、白樺第1か第3、以降は1の基本パターン
・急斜面が終わる直後に白樺への小道に滑り込み、ゴンドラが空いているなら2のゴンドラパターン
・うっかりとリフト乗り場まで行ってしまったなら、↓↓(笑)

4.国際下部から
・国際第1P→国際第2P→リーゼン1本滑走→リーゼンQ→アルペンQ→グラートQ
・国際第1P→セントラルを滑り、名木山に移動→1の基本パターン
・国際第1P→国際第2P→少々登って(結構かったるい)→アルペンQ→グラートQ
・国際第1P→国際を滑って→3のパターン
・国際第1P→たてっこを滑り、緩斜面で右に右に滑って国際へ→3のパターン

5.咲花から
・咲花北尾根Q→スカイライン第2→黒菱第2Q→黒菱第3P→リーゼンQ
・咲花北尾根Q→スカイライン第2→スカイライン第1(ちょい登り)→黒菱第3P→リーゼンQ
・咲花北尾根Q→スカイライン第2→黒菱第2Q→アルペンQ→リーゼンQ
・咲花北尾根Q→スカイライン第2に乗らず、たてっこ下部から国際へ、以降3の国際からのパターン
・咲花第2P→国際側へトラバース,以降3の国際からのパターン

6.応用編
・兎平や黒菱に行きたいなら
 →1の基本パターンかスカイライン&黒菱経由となる
・とにかくパノラマに行ければよい
 →リーゼンQでなくても、ゴンドラ・国際第1Pでよい、セントラルPは×
・パノラマのリフトに乗っていて兎平に行きたいが足で登りたくない
 →そんなこと言わずに頑張って登れ…え?イヤだ?なら↓↓
 →リフト降りてすぐリーゼンに移動、リーゼンQに1回乗る
 (目安としてチャンスカリフト終点跡直前下あたりまでならリーゼンに移動できる)

以上を理解した上でゲレンデ間を移動すると楽であるし効率良く滑られる!!!


■リフトに乗らずにベースに帰りたーい(午前券では重要)
1.咲花へ
・黒菱→スカイライン→北尾根もしくは迂回路→咲花
・黒菱→スカイライン→北尾根迂回路→たてっこ下→咲花
・兎平→パノラマ→たてっこ→そのまま左側を見つつ滑走→咲花
・兎平→パノラマ→たてっこ直下で迂回路→咲花

2.国際へ
・黒菱→スカイライン→北尾根迂回路→たてっこ下から→国際
・兎平→パノラマ→たてっこ→国際
・兎平→パノラマ→国際

3.白樺へ
・黒菱→スカイライン→北尾根迂回路→たてっこ下から→国際経由白樺
・兎平→パノラマ→たてっこ→国際→白樺
・兎平→パノラマ→国際→白樺
・兎平→パノラマ→セントラル→白樺
・兎平→リーゼン→白樺

4.名木山へ
・兎平→パノラマ→セントラル→白樺→名木山
・兎平→リーゼン→名木山
※黒菱下部、スカイラインからはリフト乗車無しで名木山には滑って行けません!


■ゲレンデ間移動補足
・グラート下部で勢いをつけないと兎や黒菱へは登ることになる(積雪が少ない場合)
・兎平の八方展望Pは景色を楽しむ人以外は時間の無駄、通常はアルペンQを。
・黒菱→兎平は黒菱第2Q降り場からも行ける。
・アルペンQと黒菱第3Pの間から伸びる迂回路は実は初級者には厳しい。
・裏兎を繰り返し滑りたいならアルペンQの下を潜らないと、いつの間にやらパノラマへ(笑)。
・リーゼンQ以外の下部リフト(ゴンドラとパノラマのリフト全部)ではアルペンQへは足で登ることになる。
・パノラマからリーゼンへの移動はチャンスカリフト終点跡直前下あたり迄が限界、そこから下は谷が出来て×。
・国際第1P降り場からは国際・セントラル・たてっこへ滑り込めます。遅いけど便利なリフト。
・たてっこの迂回路は上から見てサンテラスパノラマ左手にあり。
・白樺⇒国際の直接移動は奨めません。歩きばかりです。セントラルPで国際に滑り込みましょう。
・国際⇒咲花の直接移動も奨めません。国際第1P利用、たてっこ下から咲花に滑り込みましょう。
・スカイラインから北尾根上部へは、スカイライン第1P降り場経由で。


■パウダー・未圧雪斜面のお奨めは?(私的ランキング)
1.グラート急斜面が始まる直前、黒菱第3P降り場側に思い切りトラバースした所
2.スカイライン第2P沿い
3.黒菱第3P西側〜スカイライン第1P西側〜北尾根緩斜面の上部
4.アルペンクワッド北側の兎平新コース(通称・裏兎)
5.セントラルP降り口から北側
6.セントラル急斜面、上から見て左側は圧雪しないこと多し
7.名木山のジャンプ台(笑)
8.北尾根咲花クワッド沿い急斜面

※ファーストトラックを狙うならスカイラインがお奨め? 運良く2本並べられたり(笑)



■眺望抜群のゲレンデとリフト
1.五竜岳と鹿島槍ヶ岳を観るなら
・当然であるがグラートクワッドリフト
・遅いけど兎平の八方展望P

2.白馬三山を観るなら
・当然であるがゲレンデトップ
・黒菱第3P西側〜スカイライン第1P西側〜北尾根緩斜面の上部の不整地
・スカイライン第2P沿い不整地

3.不帰険を観るなら
・北尾根緩斜面(スカイライン第1P乗り場近くから北尾根への斜面)


■まったくの初心者を連れて行くことになってしまった〜
・初心者の方をスクールに委ねるか、咲花ゲレンデでずーっと付き合うしかないでしょう。
つまりヤメタほうが無難。


■初級者を連れて行くことになってしまった〜(初心者ではありません)

全面アイスバーンの難条件で無ければ、それなりに一緒に楽しめるはず。心配であれば、パノラマゲレンデからセントラルや国際方面にさえ行かなければ多分大丈夫と思います。

1.グラート
 後半は急斜面に感じますが、幅もあり雪質も良いので何とかなります。
 晴れたなら是非とも景色を堪能してもらいましょう。

2.兎平
 コブ斜面を避け、上から見て右側の整地は中斜面、プルークでOK
 【注意】午後は滑り出しがアイシーになる。行くなら午前の早い時間。

3.リーゼンスラローム
 広い中斜面ばかり、ウスバの壁など要所には迂回路があるので全く問題無し。
 【注意】ヘタウマ暴走者との衝突に注意。

4.名木山
 壁と大壁にさえ入らなければ全く問題無し。

5.パノラマ
 たてっこを避ける迂回路ありで問題無し。
【注意】パノラマ上部のヘタウマ暴走者との衝突に注意。

6.セントラル
 幅は広いが…八方イチ長い急斜面あり。転倒するとあれぇぇええ〜です。心配なら止めましょう。
 ↓↓↓下手な子どもにプルークで突っ込ませる親も居ますが…笑


7.白樺
 全く問題無し

8.国際
 迂回路の無い急斜面あり。しかもコブも出来ます。心配なら止めておきましょう。
 下手な子どもにプルークで突っ込ませる親も居ますが…笑

9.黒菱
 兎平から黒菱第2Q降り場側に回れば緩斜面のみで問題無し。北斜面の上質な雪を楽しめます。
 【注意】第3P降り場側に行くのはやめたほうが無難。バージンカフェ下の迂回路に見える通路も初級者には難所。

10.スカイライン
 整地を滑れば問題無し!
 【注意】第1P山側の尾根は強風時などアイスバーンになっており、沢側に落ちて遭難の危険あり。

11.北尾根
 迂回路万全で問題無し。スカイライン第1P乗り場側からも行くもよし。景色が◎!
 【注意】咲花北尾根Q沿いは急斜面+コブ、避けましょう。

12.咲花
 初心者でもOK、問題無し


■うまいゲレ食教えろ!
 あったらこっちが聞きたいくらいなのでアキラメましょう。と思いつつ。

・咲花ゲレンデ最北端「憩食堂」の野沢菜とオバチャンの話が美味(自分はここメインです)
 悲しいことに2009-2010シーズン、憩殿は休業です。ご主人(女性)と偶然お話できたのですが、目と腰がどうにも良くないそうです。営業再開を望みますが難しいものを感じます。誠にもって残念であります。
・白樺ゲレンデ・ピンクシャークのピザがなかなか。
・名木山にはロンドール、ワイスホルン、名木山ロッジ、リーゼン小屋などそこそこ?の店あり、でもいつも混雑。
・サンテラスパノラマ2F、午前10時までコーヒーが無料(パン持参…こらこら!)
・展望食堂が、バージンカフェに代わってオサレになり、なんだかなー


■その他
・半日券は午前券のほうがオトク。グラートQに12:59PMに乗れれば最高!
・SAJ会員は1日券が10%引き。会員証を忘れずに!
・もし状況が良いなら、自己責任でグラートの赤ロープ向こう〜黒菱赤ロープ向こう〜スカイライン尾根へ! 最高のパウダーと圧倒的な絶景が待っているかもしれません。なお、最近はマナーとルールを理解できない外人さんやスノーボーダーさんによる事故が多発しており、ゲレンデパトロールがロープ潜りを注意・禁止しているとの話を聞きます。その場合は滑走には危険な状況であると諦めて、素直にパトロールさんの指示に従いましょう。
・2008年末から
白馬ローカルルールが出来たそうです。ニセコとは雰囲気が異なりスキー場外へは出られない様です。
・2009-2010シーズン、新ゲートシステム導入とともに会員制「Club Happo」なるものが出来ました。入会すると結構オトクな情報が流れてきます。泣かず飛ばずだったH.I.T倶楽部は放置プレイでこちらに移行した模様(笑)。

>戻る