Chinon-Ball No.2 新潟→富山 250km (2014.5.24)

3時45分起床。リドレーはホテルの部屋で昨晩組み立て済みであとは出発するだけだが、デジカメTX-5がやはりダメ。今日はガラケーで撮影することして荷物宅配準備、昨日買っておいたコンビニ弁当で朝食、ホテルチェックアウト4時50分、予定より50分遅れの出発。とりあえず新潟駅前に行けばあれ?時計と女性の銅像が無くなってる。写真一枚撮ってデッパツ。

東大通りから万代橋を渡り古町通から白山神社へ。今日の道中の安全祈願。学校町からケンタカさらに日歯前を通りR402へ。関屋分水を越え海岸線に出る。佐渡は見えず。昔の新潟マラソンの気分。向かい風であるが先々週の福井に比べれば大したことない。とは言えこれがずっと続くのは困る。新川大橋で小停止、昔住んでた景色確認、内野浜が消えかけている。松林の中に入り四ツ郷屋浜、越前浜、早起きのローディー5名とすれ違い挨拶。カーブドッチの看板見つつ今年のワインはいつもらおうか。27q地点、角田浜で1回目の休憩、アミノバイタルゼリー補給。

自転車で越後七浦シーサイドラインを走るのは初めて。自動車に比べると速度遅く、目からの情報量が多くて改めて絶景を感じる。ホトトギスの声が至る所で聴こえる、当然托卵相手のウグイスも。かつて原発計画のあった五ケ浜の道路は柏刈原発周囲の道路と相似形。間瀬のサーキットには早くも4輪の走り屋達がゲート前に並んでる。獅子が鼻を過ぎるとシーサイドラインも終わり。ピザの美味いポルタブルー健在。寺泊のアメ横通りも佐渡汽船乗り場も当たり前だがまだ無人、セーブオンで2回目の休憩、ホットコーヒーとチーズの入ったパン。約50q、全行程のまだ2割。

ウインドブレーカーを脱ぐと少々肌寒いが空気抵抗が減って向かい風が気にならなくなる。寺泊から出雲崎石地と続く海岸線は最高に美しく、ランナーズハイならぬローディーズハイ。はるか米山の右に妙高火打山系が白く、さらにその右に北アルプスもうっすら。あの向うがゴールかと思うと笑うしかない。あちこちでサーファーを見掛ける。ちょっと体が冷え天領の里でトイレ、もう夏なのにジェロの海雪が脳内に(笑)。大好きな石地〜大崎の海岸。中越沖地震震源地観音崎の切り通しはやはり永久通行止、しかたなくトンネル。柏刈原発周囲の森はハルゼミ大合唱。荒浜から交通量が増える。柏崎中央海岸近くの711で3回目の休憩。ホットコーヒーとチョコクロワッサン。公園で何か催し物があるらしく駐車場は満車、「柏崎風の陣」の昇り旗。

花火会場の柏崎港、マリーナから鯨波へ、見慣れた海岸線がまたまたラブリー。西鯨波の断崖上は信越線を狙う撮り鉄多数。いよいよ国道8号線、ここから交通量が増え大型車両も多くトンネル内の轟音が恐怖。寺泊からは遠くに見えた米山を過ぎ柿崎へと下りる。旧道に入るつもりが車列にタイミングを奪われそのまま上下浜を過ぎ大潟までR8、711で4回目の休憩、気温が上がりアイスコーヒー、これが100円とはアベノリスクとは正反対のありがたさ。ここまで113q、向かい風も終わり、まだ半分も走っていないがまだまだ元気。

旧道に入ると交通量も減ってストレス無く走れる。関川と保倉川の合流点で少々道迷い。直江津の街に入り、寿司割烹ふる川で昼飯の予定であったが空腹感がまったく無くそのまま進む。水族館前から海岸線を行けばR8に合流するはずが、国府小前で旧道側に入り、さらに野球場で間違って左折、すぐに強烈な登り坂が始まる。すぐ戻れば良いのについついペダル回して上り切ると風力発電機が2機、案内図を見れば「三の輪いこいの広場」、いったいここは何処?そのまま進めばHOTELルモントの看板、これまた激坂下りでどうやら目指していた旧道に到着すぐR8へ。想定外のUpDownでいきなりの脚売り切れ状態。これはマズイぞ。どこかで休憩せねばで、あまり好きでない海てらす名立をパスしてマリンドーム能生で5回目の休憩&昼食、フードコートでラーメンとカツ丼のセット。日常では食べるはずのない超高カロリーな組み合わせ、推定1300kcal。アミノバイタルと胃薬も服用。

残り100qを切ってると思えば少し元気が出てきた。マリンドームが出来る前のカニ店地帯のカーブが懐かしい。ロガーの電源がいつの間にか落ちており浦本の711で電池交換(電源が落ちたのは三の輪いこいの広場だった)。梶屋敷で早川を渡ると焼山火打連山が美しい。海川を渡り旧道へ。糸魚川駅前、新幹線駅が立派。姫川港でまた道迷い(笑)。R8に戻って青海川手前でテールランプを点け気合いを入れる。いよいよ天険親不知、当然だが自転車では初めて。運良く親不知ICまで大型車に抜かれることは無し。親不知観光ホテルまでガシガシと上る。天険トンネルは自転車通行不可、遊歩道へ回る。80mの高さの断崖絶壁で「如砥如矢」の解説、ほんの130年前までは海岸沿いを徒歩で通行してたのか。市振側は快適な下り、最後のシェッドを過ぎ、鹿児島から自転車に乗ってきた方とすれ違いざまに短い会話。市振駅でトイレ休憩。残り60q、四分の三を走り切った。

再出発すると罰ゲームの様なキツイ向かい風に「マヂデスカ…」、ここからは慣れたコースとは言え200q近く走った身体には厳し過ぎる。まったく走りにならずほんの5q移動して宮崎ひすい海岸、想定外の再休憩。塩飴を舐めつつ生地までとりあえず頑張ろうとノロノロ22〜23km/hで回す。明日の黒部名水ロードレース改め名水マラソンの昇り旗多数。魚の駅生地手前のサークルKでウイダーインエネルギー購入、神田の清水で水を汲み石田浜北端で大休憩。魚津に入ると次第に向かい風が弱くなり助かった。そのままいつも通りに海岸線を一気に富山市へ。野田の踏切で特急北越がやってきて独り大笑い。1735帰宅。休憩含めて13時間45分、上越でハードな道迷いがあったものの、事故落車ケガやメカトラブルも無く無事250qを完走できて良かった。

★輪行活用の片道ロングライド「チノンボール」、今回はその第2回目。



本日のロガーデータ


上越市三の輪台公園〜糸魚川市中浜間がバッテリー切れでデータ欠落。




笑えるロガーデータ


上越市で迷子となり三の輪ふれあい広場までの激坂を上ってしまった部分。
ロガー持参してると後からどこで迷ったかも確認できて思い出し笑いができる。電池が切れたのはコンクリ製洗濯板みたいな激下りか、あの振動で一旦切れて再起動できなかったみたい。


本日の走行 by ルートラボ
■前日の移動&夕食

家内に富山駅まで送ってもらい6番線

1417発の北越5号に乗車
国鉄色を期待したが新潟色の編成だった

自由席8号車最後列1C1D確保

運賃は6810円、宿泊費3500円、先々週の福井よりもさらにパワーアップした馬鹿馬鹿しさ

完全昭和仕様の車体、30年以上前にタイムスリップ

青海川駅からホテルシーポート、昨秋は鮭の遡上と産卵を観に来た

鯨波海岸、右側の道路を明日通る予定

ホテルにチェックイン後すぐにリドレー組み立て
明日はぐずぐずせず出発したい

流作場五差路の歩道橋から東大通と新潟駅

今夜は「せきとり東万代店」で独り飲みの夕食

お通しの後に、塩茹でキャベツとモツ煮込み

そして旗艦メニュー「半身揚げ」
この後、デジカメTX5が撮影不能に・・・

■5月24日(土) 新潟駅前→自宅250q 写真は古いガラケーで撮影、記憶覚醒用にしかならない酷い画質

450AM 新潟駅前を出発
駅前の銅像と時計が消えていた

萬代橋は自分にとってはいつまでも「万代橋」

白山神社で今日一日の安全祈願

弾丸道路R402を進み、かつて住んでいた辺りで停車、砂浜が狭くなった内野浜が寂しい

角田浜で小休憩、ゼリーで補給
越後七浦シーサイドラインへ

間瀬サーキットには朝早くから走り屋の車がゲート前に並んでた

獅子ケ鼻で絶景奇観区間が終了

越後平野を守る大河津分水路であるが関屋以西の砂浜が消えた原因でもある

寺泊魚のアメ横は開店前

写真では見えないが肉眼では遥か米山の右に妙高山系、さらにその右に北アルプスが見えた

あなた追って出雲崎♪悲しみの日本海♪
妻入りの街並み

石油記念公園

海はやっぱり石地海岸

中越沖地震震源地、観音崎の切り通しはもう通れず、トンネルを行くしかない

柏刈原発とピラミダールな米山
その右にうっすら妙高火打、さらに北アルプス

柏崎中央海岸の711でコーヒーブレイク
公園内はテントが並ぶイベント「風の陣」開催中

子どもが小さい頃はよく行った鯨波海岸
昨日は車窓から見ていた

西鯨波の断崖で信越線を狙う撮り鉄集団
写ってないけど崖下にも居ました。

遥か遠くに見えてた米山も左後ろに@柿崎
稜線が鏡に写した様にひっくり返った

大潟から旧道に入り直江津港

上越市立水族博物館

そして謎の道迷いで激坂を上がると
風力発電機が2機並んでいた・・・ここはどこ?

HOTELルモント?専用?のコンクリの激坂を下って何とか元の道に復帰

激坂UpDownで脚売り切れ。休もうかと身体に問いかけつつも海テラス名立前通過

百川海水浴場、左のシャワーが気持ちEのです

マリンドーム能生で昼食休憩

ラーメン+カツ丼、推定1300kcalで満タン
初老の胃袋には厳しく胃薬も服用

早川上流の眺望、ついに妙高山系も左後方に追いやった

JR糸魚川駅 新幹線駅以前の記憶しか無く新鮮

姫川と青海黒姫山

青海川を渡るといよいよ親不知子不知
当然、自動車以外での通過は初めて

子不知側を無事通過、幸運にも大型車に抜かれたのは北陸道IC近くのみ

車でのドライブなら絶景ポイントだが今回はパス

天険トンネルは自転車歩行者通行禁止
海側の遊歩道に回る

130年前の開通(現在の遊歩道)を祝った「とのごとくやのごとし」

80mの断崖絶壁を真上から見れば、天険と呼ばれるのを納得

能登半島が見えて何だかもう帰ってきた気分に

親不知側も無事通過、市振駅に到着、残り60q

新潟市から富山県は遠かった(笑)

朝日町は強烈な向かい風で宮崎海岸で早くも休憩。天険の彼方に米山が小さく見えた

入善に入ると麦秋。振り返ると北ア後立。ついにこの山塊も左後方になり感慨。

生地は神田の清水、23日朝のこころ旅で火野正平が飲んでたw

石田浜北端で最後の休憩

布施川片貝川を渡り魚津へ。僧ヶ岳の雪形が図解の例そのものの様に見えた

旧北陸道、新庄城址へと帰着

▼輪行時のみ(出発時にホテルから宅配便で自宅へ発送)
輪行袋、リアエンドガード、スプロケカバー、チェーンカバー、100均滑り止めシート2枚
ランニングシューズ、長袖トレーナー、半袖Tシャツ、モンベル長袖下着、ジーンズ、ソックス
宅配用袋+ガムテープ、ビニル袋多数
アキレス腱テーピング用テープ2種、ボルダースポーツ
カメラTX5は故障のため衣類とともに送り返す。

▼ウェア
GBオレンジ半袖+cwxロングタイツ(赤)+安レーパン、cwxUVアームカバー、SPACKTグローブ
SELEVヘルメット、WIZARDアンダー、Rudyエキノクスsx
montbellウインドブレーカー

▼携行
オルトリーブMICRO(工具パンク修理キット一式)
水550ml1本、GPSロガー

▼背中
財布電話、アミノバイタル、クリートカバー、ワイヤロック、日焼け止め、プロテクトS1小分け

Chinon-Ball チノンボールとは?

 来年の北陸新幹線開業後は、富山発着あるいは停車する北陸線の在来線特急「サンダーバード」「しらさぎ」「北越」「はくたか」が富山から全て消えることになる。そうなれば乗り換え無しでの遠方への輪行は困難、そうなる前に富山発の輪行&ライドを実行したく、2014.5.10の「
サンダーバード輪行+武生→富山190q」はその初回となった。

 片道のロングライド、自動車でアメリカ大陸を横断するキャノンボールを例えに東京大阪間をロードバイクで24時間以内に走り切る挑戦を最近はキャノンボールと言うらしい。自分はキヤノン(カメラメーカー)があまり好きでなくニコン派なので、自分の片道ロングライドに「ニコンボール」と名付けようかと思えば、日本の走り屋(自動車)で既に命名実行されたイベントがあった様で、ならばチノンはどうだ、可愛いぞ(笑)。

 と言うことで、キャノンボールと名乗るには大袈裟過ぎる自分の行為、とは言えそれなりの気持ちで臨むロングライドなので、かつてあった愛すべきチノンカメラから名前を頂くことにした。そうだ、これを機会にリドレーにメモトロン号と名付けようかしら。

Chinon Memotron

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