Chinon-Ball No.4 下呂→富山 141km (2015.9.5)

先週土曜に高山→富山と途中の遠回りを入れた100q程度を考えていたが雨で中止した。仕切り直した今週は出発点を下呂に変えて実施。8時丁度のワイドビューひだ6号名古屋行にridleyとともに乗車、自由席8号車1A確保。3両編成は高山で9両に増設、外人客多し。下呂にダイヤ3分遅れの10時27分着。駅前でリドレー組み立て、今日はORTLIEBのLサイズを持ってきたので輪行袋ほかは自転車に付けて走る。当然その分重い。駅前は何故か温泉街とは反対側、とりあえず飛騨川に掛かる下呂大橋から周辺を眺めてから出発。

コースは交通量の多いR41を避け飛騨川右岸のK88を遡る。国道よりアップダウンは多いが川にも近く絶景の連続。萩原〜上呂〜宮田の市街は左岸で右岸のK88沿いは静かなもの、観光目的でも無いのでルート選択は正しかった。小坂の古い街を抜け約24q地点でR41に。2km弱走りバイパスのトンネルを避け旧道に入るとこれまた素晴らしい絶景、飛騨川と高山線と絡む様に走る。高山市境を越え再びR41に入り渚の道の駅で一回目の休憩。全体に上りであるのに加え細かなアップダウンが効いて疲労は想像以上、オートバイ乗りの集団喫煙が煙くてたまらず。

久々野市街を抜けると飛騨川とお別れ、分水嶺782mの宮峠を越えると宮川が神通川と変わる富山県まで走ることになる。高山市の新井製麺所跡に開業の三平うどんで昼食、こうへい製麺所には無い冷やしぶっかけの「ころ」を1.5玉で昼食にする。古い街並みをちょっとだけ見学、ロガーの電池切れに気付きドラッグストアで単三補充、単四とCR2032は持っていたのに(笑)。宮川左岸のK457、K471を下る。右岸のR41と異なり信号が少なく快適。アルプ飛騨古川あたりで右岸に渡りR41を避けて古川の市街へ。古い街並みは高山ほどの人出は無いものの、盆踊りのイベントで賑やか。ここでほぼ中間の70q。市街を抜け細江駅まで山裾のK473を進む。神原峠や数河峠もいつか自転車で走ってみたいがいつになるか。袈裟丸南の交差点でR41に出て、岐阜側最後のコンビニで休憩、妙にフレンドりーな店員さんにいっぱい話しかけられる。

R41と別れR471R472共用区間へ、再びR41と合流するまで35qの秘境に近い絶景ロードである。改良区間はトンネルが増えているが、旧道区間は狭く緑が濃い。角川を越えR360に入ると車が減り快適に走られる。向かい風が続き体温を奪われ寒いくらい。坂上・打保と絶景にも飽きてきた頃に杉原の集落に到着、廃ゲレンデとなった白木ヶ峰スキー場の看板が残っていた。駅前の小倉商店の自販機で補給休憩、残り40qは休まず走行。鮎飛トンネル&鮎飛大橋を超えると飛越トンネルさらに加賀沢トンネル、二つのトンネルの間のシェッドは富山県らしい。そして2600m以上と長い越路トンネル。短い蟹寺トンネルを抜けるとR41と合流し猪谷駅前。交通量が一気に増え庵谷トンネルは緊張するも見慣れた道、楡原の集落を抜け、笹津へと進むとついに神通川とお別れ。笹津線跡から富山市街へと戻り、17時45分帰宅。ほぼ予定通りの時間であったが140q距離以上の疲労感。でも達成感もあってロングライドは楽しいなー。

★輪行活用の片道ロングライド「チノンボール」、今回はその第4回目。



本日のロガーデータ


高山市街でバッテリー切れ少々データ欠落。R360のトンネル区間は標高が怪しいがそれなりに補間してくれているみたい。


本日の走行 by ルートラボ

JR高山線&あいの風鉄道の高架プラットフォームに立つのは初めて。ここは3番線東側。

8時発、ワイドビューひだ6号 名古屋行

自由席8号車最後列1AB確保

ワイドビューはこの大きな窓が売り

下呂まで片道4,420円

車窓から走る道を確認しつつ2時間半の鉄道旅終了

日本三大名湯の一つ下呂温泉、でも初訪

下呂大橋から温泉街、湯快とか大江戸とかの文字が一寸サビシ

飛騨川右岸の県道88号を遡る、萩原辺り

K88は絶景多し、飛騨川の支流を渡る

緑に囲まれた快適な道、交通量も少ない

小坂(ローマ字だとOSAKA)でK88は終了

R41を数キロ走る

小坂久々野バイパスを旧道で迂回するとまた絶景

絶景を楽しんだ後、渚の道の駅で一回目の休憩

飛騨川とJR高山線と縺れ合うように進む

すすきが開いて初秋を過ぎ本当の秋

本日の最高地点宮峠、分水嶺を越える

飛騨川とお別れした後は宮川と一緒に進む

高山市街で二度目の休憩は、三平うどん
「ころ1.5玉+ゆで玉子」410円の昼食

上三之町をちょっと覗いて

桜山八幡宮

乗鞍岳

高山市街を抜け、宮川左岸県道474を下る

さらに県道471とつなぐ。信号少なく快適な道

古川町で宮川を渡り古川市街へ

古い街並みは商店が少ないからか高山よりは静かである

瀬戸川に超巨鯉が泳ぐ

盆おどりの幟とヒップホップ

東側の山裾は県道473、飛騨牛の牛舎の臭いが…

車で引っ掛る袈裟丸の交差点に自転車でも引っ掛る

岐阜側最後のコンビニ

車なら数河峠だが今日は宮川沿いへ

川・高山線・道路、朝からずっとこんな景色(笑)

白い岩が不思議な渓谷

天生峠は今年ずっと通行止め、いつ開くのか

改良区間はトンネル多し、でも交通量少ないので自転車でも問題なし

向かい風に気温22度で身体が冷えてきた

拡幅が進んでない道路のほうが気持ち良いのは自転車だからか

杉原の集落に入れば、廃ゲレンデの看板

杉原駅前で最後の休憩、残り40q

宮川を何度渡っただろう

川を渡る度に県境が変わる区間

今日最長のトンネル、越路トンネル

猪谷でR41と合流、一気に交通量が増える

市町村合併から20年、いまだにここが富山市とは思えない

笹津橋を見ながら神通川とお別れ

キチャコ〜

▼輪行時
輪行袋、リアエンドガード、スプロケカバー、チェーンカバー、100均滑り止めシート2枚

▼ウェア
PI半袖+安レーパンN、SIグローブ
SELEVヘルメット、SHIMANOアンダー、Rudyエキノクスsx

▼携行
オルトリーブL、アストロツールボトル(工具パンク修理キット一式)
水550ml1本、GPSロガー

▼背中
財布電話、アミノバイタル

Chinon-Ball チノンボールとは?

 北陸新幹線開業後は、富山発着あるいは停車する北陸線の在来線特急「サンダーバード」「しらさぎ」「北越」「はくたか」が富山から全て消えることになる。そうなれば乗り換え無しでの遠方への輪行は困難、そうなる前に富山発の輪行&ライドを実行したく、2014.5.10の「
サンダーバード輪行+武生→富山190q」はその初回、2014.5.24の「北越輪行+新潟→富山250q」は2回目となった。そして北陸新幹線が出来てからの3回目は、2015.5.23の「かがやき輪行+長野→富山 210m」。これに続く2015年2回目の輪行はJR高山線を走る特急ひだでの輪行ロングライドとなった。

 片道のロングライド、自動車でアメリカ大陸を横断するキャノンボールを例えに東京大阪間をロードバイクで24時間以内に走り切る挑戦を最近はキャノンボールと言うらしい。自分はキヤノン(カメラメーカー)があまり好きでなくニコン派なので、自分の片道ロングライドに「ニコンボール」と名付けようかと思えば、日本の走り屋(自動車)で既に命名実行されたイベントがあった様で、ならばチノンはどうだ、可愛いぞ(笑)。

 と言うことで、キャノンボールと名乗るには大袈裟過ぎる自分の行為、とは言えそれなりの気持ちで臨むロングライドなので、かつてあった愛すべきチノンカメラから名前を頂くことにした。そうだ、これを機会にリドレーにメモトロン号と名付けようかしら。

Chinon Memotron

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