楽しい能登半島分割周回 「I love noto!」能登と富山湾は一体!
2020.12まとめ 

能登半島分割周回サイクリング(およそ2周相当)
2012年から乗り始めたロードバイクで能登半島をぐるっと回りたいと思いつつなかなか実行できなかった。七尾羽咋志賀あたりまでは自宅富山市出発で何度か訪れていたが、奥能登は遠くて思い切れなかった。そこで2020年秋、自転車を車載してに奥能登を集中的に走り、能登半島を分割しての周回を達成、記録としてここにまとめた。走行記録を上図ほぼ中央となる能登島の長浦から反時計回りに並べてみた。なお図では番号を@A…としたが環境依存を避けるため本記は(1)(2)…で記載。

▼内浦(1)(2)(3)
長浦うるおい公園起点〜穴水〜のと里山空港 63km 2020.9(1)
中居湾ふれあいパーク起点〜宇出津・真脇・小木 84km 2020.9(2)
見附島公園起点〜禄剛崎⇔小木・姫往復 102km 2020.9(3)

▼外浦(4)(5)(6)
すず塩田村起点、禄剛崎⇔輪島港往復 100km 2020.10(4)
道下サンセットパーク起点、門前〜皆月〜西保〜輪島周回 70km 2020.10(5)
道の駅ころ柿の里しか起点、能登金剛〜総持寺祖院 104km 2018.9(6)

▼能登半島南部、羽咋〜宝達山〜氷見方面(7)
宝達山・千里浜2017 138km 2017.9
県道29千里浜気多大社和倉温泉崎山半島 193km 2017.5
五位から宝達山・千里浜 135km 2016.9
県道29 千里浜七尾 163km 2016.6
荒山峠七尾呉羽山城山 143km 2015.10
県道21から千里浜、石川県道3で田鶴浜・和倉温泉 180km 2015.4
宝達山羽咋氷見 135km 2014.6
一年前の落車自戒の県道29羽咋七尾 179km 2014.4
落車負傷・高岡羽咋七尾氷見175km 2013.4
県境の町その8(石川県中能登町)+崎山半島164km 2012.10
県境の町その6(石川県宝達志水町)その7(石川県羽咋市)125km 2012.10
宇野気〜羽咋〜志賀高浜 バス+鉄道の準輪行ポタ 約42q (2023.5.4)

▼能登島周辺(8)
氷見漁港→能登島→七尾西湾 150q 2015.9
1年ぶりの能登島+七尾西湾周回 65km 2015.7
能登島+七尾西湾周回 67km 2014.7
七尾西湾周回ポタリング 31km 2018.7(折り畳み自転車)
道の駅中島ロマン峠から七尾西湾周回 36q 2016.8(ジョギング)

▼七尾・崎山半島・灘浦付近
氷見港〜崎山半島周回 73km 2017.11
七尾・山崎製麺・崎山半島 160km 2016.9
阿尾から蝉時雨の崎山半島周回 66km 2016.8
崎山半島はた坊 165km 2015.4
牧野大橋・崎山半島左回り 156km 2014.9
崎山半島一周と灘浦海岸 27km 2012.6(ジョギング)

▼倶利伽羅峠を能登半島南限とするなら
刀利ダム金沢港、津幡莇谷牛首宮島峡 187km 2015.10
五箇山TN入口 県道27で金沢 178km 2015.05
福光金沢小矢部 160q 〜ツールド加越1日目(笑)〜 2014.09
刀利ダム湯涌天田峠 155q 2014.10
Chinon-Ball No.1 武生→富山 193km 2014.5
砺波福光金沢天田峠 139km 2013.11
五箇山トンネル入口→金沢→津幡→高岡 183km 2013.5
県境の町その4(石川県金沢市)その5(石川県津幡町)120km 2012.9

▼おまけ
花見@のと鉄道 能登中島駅・西岸駅・能登鹿島駅(2023.4.4)


能登半島に関係する地理的キーワードを勝手に読み解いてみた(多分に私感入り)

能登地域・能登地方とは
石川県は、宝達志水町以北の能登地域と、かほく市と津幡町以南の加賀地域に分けられる。所謂、天気予報等で用いられる石川県「能登地方」を市町域で定義すれば、宝達志水町以北となる。

能登半島とは
能登半島は石川富山両県に跨っており、特に南側について半島がここまでと明確に線引きすることは困難であり、前述の能登地方に加えてかほく津幡小矢部高岡氷見の5市の海岸や一部山域も能登半島であることは疑い様もない。百科事典等では能登の主峰である宝達山を中心とする宝達丘陵が能登半島の南側基部であり、宝達丘陵は倶利伽羅峠付近以北を指すともされる。

能登半島国定公園とは
石川富山両県を跨ぐ、能登半島を主体とした国定公園。富山県の雨晴海岸や二上山も含まれる。つまり、前述の能登半島がほぼそのまま能登半島国定公園のエリアであり、加えて舳倉島〜七ツ島も含まれる。

能登半島南側に関する私的見解
地勢的には千里浜今浜から続く高松七塚の海岸や倶利伽羅峠・稲葉山あたりも能登なのだろうが、当のかほく津幡小矢部の人々に住んでいるその場所が能登半島であるとの感覚は恐らく無いはずであり、地元民の内面的な意味合いからすれば、やはり能登は千里浜今浜、宝達山、二上山から北側を指すと考えたい。

外浦と内浦、加えて灘浦に関する私的見解
珠洲岬を境に北西側の海岸を外浦、富山湾側が内浦と言われる。しかし、珠洲岬は禄剛崎・金剛崎・遭崎・岩手崎全体を指すらしく外浦内浦境界の細かな定義は難しい(定義する必要もないが)。位置的には能登半島東端の岩手崎、地勢的には金剛崎が北に連なる遭崎が外浦内浦境界の有力候補か。実際に自転車で走ってみた際の感覚では遭崎南側にある寺家漁港までは穏やかな海岸線が多く、遭崎を境にその南側が内浦に相応しく思えた。また、灘浦は外浦内浦との区別はあまりされないが、崎山半島の観音崎から氷見の阿尾までを灘浦海岸と呼ぶのが一般的である。七尾湾が沈降で出来る以前の海岸線の様相を想像すれば、灘浦も広義には内浦に含まれると思われる。能登半島には灘浦以南も松田江の長浜、雨晴海岸と景勝地が並び続いている。

富山湾の範囲に関する私的見解
能登半島を語る上で外せないのが富山湾の存在である。その富山湾の範囲はどこまでと言われても湾すなわち海域に明確な境界はない。富山湾の沿岸と呼ばれる海岸線は、東は新潟県の鳥ヶ首岬(出展:新潟県の富山湾沿岸保全計画)、北は石川県の珠洲岬(能登で内浦と言えば富山湾側と呼ぶのが一般的)であり、この海岸線に包まれた海域が広義の富山湾と思われる。透明度の高い日は能登側から妙高山系や米山まで見渡せるし、新潟側からも能登半島は珠洲岬が見え、その海域は誰が見ても一つの湾に感じるはずである。能登町でも糸魚川市でも目の前の海を富山湾と呼ぶ人が多数であり、地図から県境の線を消して眺めれば七尾湾や飯田湾は富山湾の支湾であることがよく分かる。ちなみにトンデモ解釈やヘンテコ編集の多いWeb上の素人百科事典Wikipediaでは「大泊鼻と生地鼻を結んだ線の南側」を富山湾としているが、これは富山湾を極狭い範囲に留め様とする無理矢理な解釈である。どうやら富山の呼称をどうしても使いたくない某県K市周辺で変な中華思想を持つ排他的勢力(ホントかい…笑)による主張の可能性があり、何だか日本海をトンヘと言い張る人達と似ている。能登〜越中で古くから使う有磯や灘浦の呼称を理解し、また実際に湾岸の風景を眼にしていればこんな狭くて小さなトンデモ富山湾を定義できるはずがないのである。
>HOMEに戻る>ロードバイク関係【公開版】に戻る